はじめに
大阪府堺市南区、のどかな田園風景が広がる釜室(かむろ)に、まるで絵本から飛び出してきたような可愛らしいパン屋さん「小さなパン小屋 一休(ひとやすみ)」があります。「いっきゅう」ではなく「ひとやすみ」と読むこのお店は、その名の通り、訪れる人に安らぎのひとときを与えてくれる、隠れ家のようなベーカリーです。今回は、その魅力を余すところなくお伝えします。
小さなパン小屋 一休の魅力

まるでジブリの世界!心ときめく空間
「小さなパン小屋」という名前にぴったりの、こぢんまりとした小屋のような建物がお店です。先日車で訪れた際も、川を越えて少し小道を入ったところに、その可愛らしい姿を見つけました。白い塗り壁に赤い扉、そしてお店の周りには手入れの行き届いた美しい庭が広がり、まるでジブリ映画のワンシーンに迷い込んだかのよう。お店の中もアットホームで、焼きたてパンの香りに包まれると、自然と笑みがこぼれます。
美しい庭で味わう、焼きたてのパン
お店の最大の魅力の一つが、この素敵な庭。購入したパンは、庭に設けられたテーブルやベンチで自由にいただくことができます。綺麗にガーデニングされた緑豊かな空間で、焼きたてのパンを頬張る時間はまさに至福のひととき。木漏れ日の下でのんびりとした時間を過ごせば、日頃の疲れも癒やされることでしょう。
こだわりが詰まった、多彩なパンの数々
元パティシエのオーナーが作るパンは、どれも愛情がたっぷり込められています。店内には、菓子パンから総菜パン、ハード系のパンまで、常時80種類ほどが並ぶこともあるとか。次々と焼き上げられるパンは、見た目も美しく、選ぶのに迷ってしまうほど。素材の風味を生かした優しい味わいのパンは、どれも手頃な価格なのも嬉しいポイントです。
小さなパン小屋 一休の見どころ

おすすめはやっぱり「お庭パン」!
天気の良い日には、ぜひ購入したパンをお庭で味わってみてください。小鳥のさえずりや風の音を聞きながら、お気に入りのパンをいただくのは格別です。このお店ならではの贅沢な時間を満喫できます。
これぞ絶品!人気のパンたち
「小さなパン小屋 一休」には、名物パンがたくさん。特に、元パティシエの技が光る自家製カスタードクリームがたっぷり詰まった「クリームパン」は、とろけるような美味しさで一番人気。また、ごろっと入った牛すじと程よい辛さのカレーが絶妙な「牛すじカレーパン」も、ファンが多い逸品です。他にも、バター風味豊かな「メロンパン」や、ふんわりもっちりとした「リッチ食パン」、季節限定のデニッシュなども見逃せません。
大人気店ゆえ、早めの訪問を!
これだけ魅力的なパン屋さんですから、人気が高いのも頷けます。私がお昼の1時頃に伺った際には、パンの種類はかなり少なくなっていました。特に週末や祝日は早い時間に売り切れてしまうことも多いようなので、たくさんの種類から選びたい方は、午前中の早い時間に訪れるか、事前に予約をしておくのがおすすめです。毎月19日は「ひとやすみデー」として全品1割引になるサービスもあるそうなので、InstagramやFacebookで営業日と合わせてチェックしてみてくださいね。
小さなパン小屋 一休のアクセス
お店は堺市南区釜室825にあります。少し分かりにくい場所にありますが、それもまた隠れ家的な魅力の一つです。
- お車の場合: 府道泉大津美原線(36号線)などから釜室方面へ。目標は「西松尾橋」という小さな橋で、そのたもとの小道を入っていくと、お店が見えてきます。まさに「川を越えて少し入ったところ」にあります。駐車場もありますが、人気店のため時間帯によっては混み合うこともあります。
- 公共交通機関の場合: 泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」から南海バスに乗車し「釜室」バス停で下車、そこから徒歩約7分です。駅から歩くと20分少々かかります。
小さなパン小屋 一休のおすすめスポット
「小さなパン小屋 一休」自体が、訪れる価値のある素敵なスポットです。お店の庭でのんびりとパンを味わいながら、周囲ののどかな田園風景に癒やされるのが最高のおすすめ。特別な観光地を探すよりも、この場所で流れる穏やかな時間を楽しんでみてください。
さいごに
「小さなパン小屋 一休(ひとやすみ)」は、美味しいパンはもちろん、その可愛らしい佇まいと心癒やされる空間で、訪れる人々を魅了し続けています。日常を忘れて「ひとやすみ」できる、とっておきの場所。ぜひ一度、この素敵なパン屋さんを目指して、お出かけしてみてはいかがでしょうか。早起きして、焼きたてのパンと出会う喜びを味わってみてくださいね。