はじめに
大阪市浪速区に位置する「ジャンジャン横丁(南陽通商店街)」は、昭和の雰囲気が色濃く残る商店街です。新世界の一角にあり、通天閣まで続く約180メートルのアーケードには、多くの庶民派グルメやユニークな店舗が立ち並びます。今回は、ジャンジャン横丁の歴史と現在の魅力についてご紹介します。
商店街の概要
ジャンジャン横丁は、大阪メトロ御堂筋線・堺筋線「動物園前駅」から徒歩数分の場所にあり、アクセスが非常に便利です。戦後、三味線や太鼓の音が「ジャンジャン」と響いていたことからその名が付いたと言われています。
歴史と文化
ジャンジャン横丁の起源は戦前に遡り、昭和初期には商店や飲み屋が集まり、多くの人々で賑わっていました。戦後もその賑わいは続き、道沿いには多くの飲食店や射的場が立ち並びました。1958年の売春防止法施行以降、遊廓としての機能は失われましたが、労働者の集まる盛り場としての色が濃くなりました。
現在のジャンジャン横丁
現在では、昭和のレトロな雰囲気が観光客にも人気で、多くの人々が訪れます。商店街には、串カツ屋や寿司店、立ち飲み居酒屋などが軒を連ね、安くて美味しいB級グルメが楽しめます。また、囲碁や将棋クラブもあり、ガラス越しに観戦することもできます。
見どころと店舗
串カツ屋「八重勝」
ジャンジャン横丁を代表する串カツ屋の一つ、「八重勝」は、地元の人々にも観光客にも人気です。「ソース二度漬けお断り」のルールを守りつつ、美味しい串カツを楽しむことができます。
囲碁・将棋クラブ
商店街内には囲碁や将棋のクラブもあり、対局の様子をガラス越しに観戦することができます。特に地元の名棋士である坂田三吉にちなんだ囲碁クラブは見応えがあります。
アクセスと営業時間
ジャンジャン横丁は、大阪メトロ御堂筋線・堺筋線「動物園前駅」から徒歩でアクセス可能です。各店舗の営業時間は異なるため、訪問前に確認することをおすすめします。
まとめ
ジャンジャン横丁(南陽通商店街)は、昭和のレトロな雰囲気と現代の新しい風が交差する魅力的な商店街です。歴史ある店舗や新しいショップが混在するこの商店街を歩けば、きっと新しい発見と楽しみが待っています。次回の大阪訪問の際には、ぜひジャンジャン横丁を訪れて、その独特の雰囲気を体感してみてください。