はじめに
明治25年(1892年)創業、大阪泉州地域を代表する老舗和洋菓子店「むか新」。その伝統の味を堺市北区百舌鳥エリアで楽しめるのが「むか新 もず店」です。実はこのもず店、以前はときはま線(府道30号線)の反対側にありましたが、2010年12月に現在の場所へ移転し、より快適にお買い物を楽しめる空間へと生まれ変わりました。今回は、新しくなった「むか新 もず店」の魅力とおすすめ商品をご紹介します。
むか新 もず店の魅力
泉州で愛され続ける、明治創業の伝統の味
「むか新」の歴史は、初代・向井新與門が泉佐野市で「むらしぐれ本舗」としてのれんを掲げたことから始まります。看板商品である郷土菓子「むらしぐれ」をはじめ、地元泉州の素材や歴史にちなんだお菓子を一つひとつ丁寧に作り続け、百三十余年にわたり多くの人々に愛されてきました。もず店でも、その伝統の味をしっかりと受け継ぎ、定番の和菓子から季節感あふれる上生菓子、そして人気の洋菓子まで、多彩なラインナップが揃っています。
移転リニューアルで、より明るく快適な店舗へ
以前の店舗をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、もず店は移転を経て、明るく開放的な雰囲気のお店に生まれ変わりました。広くなった店内では、ゆったりとお菓子を選べます。私も訪れた際、以前より駐車場の数が増え、交差点を曲がってすぐの場所と、そこから少し進んだ場所にも駐車スペースが確保されており、格段に利用しやすくなったと感じました。
豊富な駐車スペースで、車でのアクセスも安心
お客様の声にもあったように、移転によって駐車スペースが大幅に拡充されたのは大きな魅力です。お店の前の駐車場がいっぱいでも、少し離れた場所にも専用駐車場があるので、車での来店がとてもスムーズになりました。「交差点を曲がってすぐの駐車場がいっぱいでも、少し先の駐車場もチェックしてみる」と覚えておくと良いでしょう。
むか新 もず店の見どころ
むか新を代表する銘菓の数々
「むか新」といえば、まず名前が挙がるのが、創業以来の看板商品「元祖むらしぐれ」。しっとりとした口当たりと優しい甘さが特徴の、泉州を代表する郷土菓子です。また、モンドセレクション最高金賞を受賞した「こがしバターケーキ」も、手土産として大人気。焦がしバターの芳醇な香りがたまらない、和菓子屋さんが作るこだわりの洋菓子です。他にも、もっちりとした食感の「あぜ餅」や、上品な甘さの餡が楽しめる「本銅鑼(ほんどら)」など、職人の技が光る逸品が揃います。
四季折々の美しさを映す、季節限定のお菓子
和菓子の楽しみの一つは、季節の移ろいを感じられること。「むか新」でも、春には桜餅や柏餅、夏には涼やかな水菓子、秋には栗や芋を使ったお菓子、冬には温かいぜんざいなど、季節ごとに趣向を凝らした限定商品が登場します。訪れるたびに新しい味覚との出会いがあり、日本の美しい四季を五感で楽しむことができます。
心のこもった贈り物にも最適
日常のおやつとしてはもちろん、お祝い事や季節のご挨拶、お世話になった方への手土産など、様々なシーンで喜ばれる「むか新」のお菓子。見た目も美しく、上品な味わいは、贈る方の真心を伝えてくれます。詰め合わせの種類も豊富なので、予算や相手の好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
むか新 もず店のアクセス
- 住所: 〒591-8033 大阪府堺市北区百舌鳥西之町2丁525
- 電車の場合: JR阪和線「百舌鳥駅」から徒歩で約15~20分程度の距離です。
- お車の場合: ときはま線(府道30号線)沿い。以前の店舗から見て反対側へ移転しています。交差点を曲がってすぐと、少し進んだ場所にも駐車場があります。
むか新 もず店のおすすめスポット
「むか新 もず店」でお菓子を購入したら、ぜひ足を延ばしていただきたいのが、世界文化遺産にも登録されている「百舌鳥古墳群」です。日本最大の墳墓である仁徳天皇陵古墳(大仙陵古墳)をはじめ、大小様々な古墳が点在しており、歴史ロマンあふれる散策が楽しめます。 「むか新」のお菓子を片手に、広大な大仙公園を散策したり、古墳を眺めながら一服したりするのも乙なものです。また、近くには百舌鳥八幡宮や、地域の公園なども点在していますので、合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
さいごに
移転リニューアルを経て、より一層利用しやすくなった「むか新 もず店」。伝統の味を守りつつ、新しい魅力も加わったお店で、心なごむ和菓子の世界に触れてみませんか。ご自宅用にはもちろん、大切な方への贈り物選びにも最適です。百舌鳥エリアを訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。